どこデモバッグに込めた願い

どこデモバッグを作り始めてようやく3か月。
各地のデモや抗議行動で持っている方を見かけるようになりました。
心から感謝しております。
このバッグを作ったきっかけは、九州に引っ越した友人の一言でした。
11月末からやっと自分は「家で悶々としてるだけでは原発は止まらない。
今頑張っている人たちの後ろについて、やれることやらなければだめだ!」と思い、
抗議行動に参加して、デモにも参加するようになったのです。
そして、周りの人が身に着けている「No Nukes」とロゴの入ったTシャツやパッチ。
それを見て「自分も、作ってみよう」と思ったのです。
デザインを考えるのにさほど時間はかかりませんでした。
けれども、作っている最中は「私は本気で原発に反対だけど、果たしてその本気度は
どれくらいなんだろう?私なんかがこれを身に着けていいのだろうか?」と自問自答してました。
出来上がって早速写真をアップすると、九州に引っ越した友人が
「これいいね。」と言ってくれたのです。
7年ほど前武蔵境のライヴハウスで友達に紹介してもらってからというもの、
とても仲良くしてもらっていた友人。
でも、去年の原発事故で降り注いだ放射性物質のせいで住んでいた街を汚されてしまった。
子供を家族を守りたいという一心で、引っ越すことを決断。
事故以降、彼は何度もデモや抗議に参加し、必死で家族や友達を守ってきたんです。
でも、私はいつまでもデモや抗議に行く勇気が出ず、自宅に居てネットで情報収集、
食材を出来るだけ安心なところから取り寄せ、ここに引っ越してきたことを後悔したり、
移住を考えたりするいわゆる「防護派」でした。
11月に行った抗議は、友人の奥さんと可愛い子供二人(もちろん彼女も友達です)が住む
九州の原発の再稼働に反対する抗議でした。
初めての抗議。
そして、デモに行く事を拒み続けた自分がぬけぬけと抗議に行っていいのかと迷いながら
新橋に向かったのですが。
そこで見た、原発を止めたい!家族や友人や自然を守りたい!と声を上げる人々の姿。
完全に目が覚めたのです。
「このままの自分ではいけない」と。
これまで必死で原発を止めようとしてきた人たちに、気安く「お疲れ様、頑張ったね」
という言葉をかけるのは本当に残酷な事だし、だからと言って自分には何が出来るのだろう?
考えた結果、どこデモバッグの制作に至ったのです。
「No Nukes」という言葉。
反原発というメッセージ。
これをいかに、「ふつう」の人に知ってもらえるか。
ファッションから音楽を好きになる人が居る。
「これなんだかいいね」「反原発って意味なんだ?」て所から入って、
一緒に原発なくすために行動していけるきっかけを作れるように。
そんな思いを込めて、このどこデモバッグを作っています。
どこ「デモ」なのは、もちろんどこでも「デモ」を出来るバッグという意味です。
いつデモ
どこデモ
誰デモ
誰とデモ
何度デモ
このバッグを持っていれば原発が止まる訳では決してありませんが、
考えるきっかけになればと思っています。
個人的な考えですが、やはり沈黙は賛成であると思います。
そして、これを持っている方は間違いなく原発に反対していると思います。
家で話しているだけでなく、Twitterに書いているだけでなく、町に出て声を上げませんか?
そこから一歩、前に進みませんか?
原発事故から1年で、何か変わりましたか?
まだ事故は収束しておりません。
相変わらず、マスクは手放せない。外食をするとき産地を気にして店員さんに質問攻め。
採水地を厳選して水を買い、大好きなキノコや寿司を思い切り食べられない。
洗濯物も風向きを気にして干せない日々。
窮屈でたまったものじゃありません。
デモは決して危険なものじゃありません。
おじいちゃんだって、おばあちゃんだって、お子様だっています。
唄いながら歩く人も、ドラムをたたきながら歩く人も居ます。
ショートコールで真摯に訴える人ももちろんいます。
好きなところで歩けばいいし、「あれ?雰囲気思ったのと違う」と思えば帰ってもいい。
一歩踏み出して、一度デモに行きましょう。
とにかく、一緒に声出して欲しいのです。
震災から、もう1年。まだ1年。
あなたはどう感じていますか?















